GNSS(全地球航法衛星システム)
自立的な地球空間上位置を提供する、地球全体をカバーした衛星航法システム
これまでは、GPS(米国の衛星)のみの時代。
これからは、GNSS(多衛星系)の時代。
最新の機器と技術を備え、スタティック測量・VRS-GNSS測量・RTK-GNSS測量にて、
基準点測量から工事測量まで幅広い分野に活用した、測量調査業務を実施しております。
GNSSとは?
※観測点と4機の測位衛星との距離のイメージ
※4つの距離が一つに交わる点
人工衛星(測位衛星)を利用した全世界測位システム
日常的にスマートフォンを使い、道に迷わず目的地へ到着できる便利な世の中となりました。
その技術を支えているのが全世界測位システム(GNSS)です。
地球上のどこに自分がいるかがわかり今話題の自動運転にも欠かせない要素技術です。
この人工衛星を用いて地上の現在位置を決定する衛星測位システムをNSSと呼び、地球すべてを測位可能なものをGNSS(GはGlobal)、
特定地域が測位可能なものをRNSS(RはRegional)に分類されます。
弊社が行うGNSS測量では、GPSを含む複数のGNSSを併用して測量するため、より効率的で精度の高い測量が可能です。
スタティック測量
当社では、GNSS観測はスタティック測位とRTK(リアルタイムキネマティック)測位の2つの方法で観測します。
スタティック測位
GNSSアンテナを三脚に固定して同時に2ヶ所で測定する方法。標準の民間の場合、取得間隔は30秒に1回取得を1時間観測します。
公共測量では取得時間30秒に1回を2時間観測を行い精度検定を受ける必要があります。
VRS-GNSS測量
RTK(リアルタイムキネマティック)測位
GNSSアンテナを移動式三脚に設置し移動しながらリアルタイムにその位置を測定します。
真北測量
GNSS測量の利点は、太陽観測と違い全天候型(雨が降っていても、曇っていても)24時間観測ができることです。
観測時間は、30分~60分(2点同時に観測)平面位置誤差1cm以内の精度が得られます。弊社にて、太陽観測とGNSS観測データを下記の通り比較して、充分な精度が得られた事を証明致します。
※CET屋上(NT2~NT1)で観測差の精度が43″と良くないのは、太陽観測で14.364mと距離が短く、
目標点の視準等で観測誤差が多く出た為と思われます。
これからの真北測量を、太陽観測と平行してGNSS観測の測量方法として行える事は現場状況
(太陽観測の条件・GNSS測量の条件)により判断し、両方法を使い分ける事も可能です。